2007年5月14日(月)15:04

メルケル首相はあらためてEU憲法への支持を求める

ベルリン(ddp)

EU議長を務めるドイツのアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟)は、あらためて欧州憲法の仕切り直しを呼びかけた。この手続きには代案はない。なぜならEUは現行の条約では将来の課題に対処できないからだ、とメルケル首相は月曜日、ベルリンの連邦議会で開かれた、全ての加盟国ならびに加盟候補国のEU問題担当委員の会合で語った。

ニース条約は、いまや27ヶ国の加盟国を抱えるEUの行動能力を保つ「基盤にはならない」。クロアチアやマケドニアの新規加盟、あるいは次期欧州委員会の構成などの将来の課題は、現行の規則では対応できないのだ、とメルケル首相は警告した。

いくつかの加盟国の憲法に対する不安や懸念は根拠のないものである、とメルケル首相は述べた。「国民国家は今後も諸条約のあるじである。加盟国自身が望まない限り、EUへの権限委譲もない」と首相は語った。

原題:Merkel wirbt erneut fuer EU-Verfassung




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